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【インテリアデザイン学科】 学科取り組み⑦ 建築物見学【羽島市役所】

学科取り組み⑦ 建築物見学【羽島市役所】



今回の紹介はコチラ!
建築物見学【羽島市役所】

羽島市役所

毎年授業にてお世話になっている中産連ビル。
その設計者の坂倉準三は地元羽島市の市役所を設計した事でも有名なので、学生有志を募って見学へ。
一つのものだけでなく、様々なものを見る事により感性を育て、発想の幅を広げていきます。


当時は何もなかったであろう羽島市。
徐々に人口も増えて、当時の想定を上回る仕事量に対応しきれていないという感じであった。
しかし坂倉が設計した市役所は当時もそして今の時代でも通用する設計プランであった。
それは
「開かれた市役所」
一番の特徴は最上階に講堂。
その下に図書館を入れ込んだ事だ。
普段なじみがない市役所へ地域住民が来てもらうような仕掛けを作った。
講堂ではコンサートや演劇を。
図書館では読書を行えるように、、
その時役立つのが、羽島市役所の特徴的である「外部スロープ」だ。
市役所に用事がある人と、市役所がやっていない土日でも開かれていたため、導線を分けている。


話を聞く、体感する、考える事でますます「現代に通じる市役所」であるということを再確認した。

しかし昨年末には新市役所の機能が完全移転してしまい、残された旧市役所の役目は終わってしまったそうです。
外野から見ると保存運動を起こす気になるが、外野はあくまでも外野で当事者ではない。
話を聞かせていただいた市役所の担当者も新庁舎へ行くのが楽しみそうな雰囲気であった。
誰がどう悪い、良いでは無くて、いかに後世に伝える事ができるかだと考える。
旧市庁舎には坂倉オリジナルのテーブルがあったり、
議会控室にはカリモクのロビーチェアがあったり、
何とか次の時代へつなげることはできないだろうか、、、

と、学科の先生は考えていた事を教えてくれました。
学生たちもただ見るだけでなく、そこから何を考えていくのか、
重要性をふと感じました。


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